深川日記

演劇は劇場の中だけで行われているわけではない

2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

観客はバカなのか?

観客はバカであり、何も知らない存在だ。 だから、劇作家は、演出家は、俳優は、バカな観客に対して、情報を与えたり、その行為の意味を伝える必要がある……まさか、そんなことを大っぴらに言うわけにはいかないけど。 煽っても仕方ないからちゃんと書こう。

民俗芸能調査クラブ 実験レポート

■動機 今回は、実験として「土葬」を行った。 「土に帰る」また、そこから「(生命が)循環する」という感覚が少なくとも東京に暮らす私たちにとっては薄くなっている。土葬をするということで、「腐食する」という人間の時間感覚とは異なった自然の(あるい…

民俗芸能調査クラブ報告書用原稿

バリ島では、ケチャ、ガムラン、バリ舞踊、ワヤンなどの世界的に有名な芸能に触れることができた。しかし、体験として深く刻まれているのは、その一つ一つのコンテンツではなく「伝統」に対する、バリ人の手触りのようなものだった。

なぜ、人は「繰り返し」弔うのか?

なんか、儀式とか芸能とか言っていると、「ああ、萩原くんはスピリチュアルな人なんだね」となりそうだけど、残念ながらそっちには全く興味がない。オカルトとかエセ科学には、わりと白い目を向ける方だし、EM菌が放射能汚染に効く! とか水に毎日ありがとう…

【随時更新】かもめマシーンの制作作業

備忘録も兼ねています。 「制作」といっても、うちの劇団、メンバーは実質僕だけなので全部、僕ひとりでやっているんですよ。これしかやってないの!? と思われるでしょうが、人には限界というものがありましてですね……。 アドバイス求む!

志賀理江子「螺旋海岸notebook」抜き書き

螺旋海岸 notebook 作者: 志賀理江子 出版社/メーカー: 赤々舎 発売日: 2013/01/10 メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 1回 この商品を含むブログ (3件) を見る P13 本当になにも存在しないかもしれないとう切羽詰まった感じだったから、心の底から…

民俗芸能調査クラブ3月12日(第1回実験発表)メモ

参加者 手塚夏子(ダンサー 振付家) 若林里恵(ダンサー 振付家 おかっぱ企画) 武田力(俳優 アーティスト) 木下毅人(俳優) 萩原雄太(劇作家 演出家 かもめマシーン) ■萩原の実験

民俗芸能調査クラブ 3月11日メモ

てづか 共有と統一 拮抗によって共有が深くなる 間にあるものが動く 共有と統一の違い 勝手に共有されるー勝手には統一されない 気づかないうちに統一されるのは怖い

32歳、まっすぐに夢を語る

(写真はイメージですらありません) 僕のあんまり他人に威張れない趣味のひとつに、盗み聞きがある。

続・それでも小劇団がプレスリリース……

プレスリリース談義の続き。 じゃあ、お前はどんなリリースを書いてるんだ、ということだ。 普通、一般向けに公開するものじゃないから恥ずかしいんだけど、昨夜書いたから公開してみよう。

それでも小劇団がプレスリリースを書いた方がいい理由

もしも、単純に動員を増やしたいんなら、俳優をたくさんキャスティングできる作品で、ダブルキャストかなんかにすればいい。たいていの小劇団はギャラなんて支払わないし、あまつさえ、チケットノルマまで取りやがる(かもめマシーンは、すごく少ないけど、…